MG12コラム:秘訣【18】愛に基く権威
【秘訣その十八:愛に基く権威】
セル内で神様の栄光が表されることを願うなら、まず愛の関係を築きましょう。
「何事でも自己中心や虚栄からすることなく、へりくだって、互いに人を自分よりもすぐれた者と思いなさい。自分のことだけではなく、他の人のことも顧みなさい。あなたがたの間では、そのような心構えでいなさい。それはキリスト・イエスのうちにも見られるものです。」(ピリピ2:2-5)
一、健全な関係
より多くの愛:セルリーダーも、セルメンバーもセルに加わるのは、より多くの愛を受けるためです。イエス様は私たちのために、自分の命さえ手放しました。私たちも相手の益のために一歩譲り、相手に対する文句、不満、怒りを手放しましょう。
謙遜:私たちは、互いに自分の足りなさに気づき、感謝な気持ちを具体的な行動で表しましょう。
債務の取立人のように、相手の非を責め立てることをやめ、自分にも非があることを認め、自分の弱さに気づきましょう。
問題を直視する:人間関係の衝突があっても正面から向き合い対処しましょう。
自由になりましょう:お互いに自由な関係を持ちましょう。小牧者の視点からセルを捉えましょう。たとえセルメンバーが他のセルへ移動しても、セルメンバーの成長に繋がるなら祝福して送り出しましょう。
二、権威とは
愛によって:愛のあるところに権威があります。按手によって得る権威は立場上のものです。セルリーダーの真の権威は、セルメンバーに示した愛、パストラルケア、受容、愛に基づくセルメンバーへの刈り込み、励ましと促しです。
権威の用い方:権威は、束縛するためではなく、守るために用いるべきです。セルメンバーに、「私に従いなさい」と言う必要がありません。従うかどうかは、セルメンバーが決めることです。もし、セルメンバーは従わないなら、背後で彼らのために祈り、神様に委ねましょう。真の従順には恐れがありません。
権威を用いるには知恵が必要です。権威は愛によるものです。十分に教え、話し合った後に権威を用いましょう。権威を用いるのは、恐れを与えるためではなく、セルメンバーを自由の中で成長させるためです。
三、従順を学びましょう
セルリーダーを傷つけてはなりません。セルリーダーを尊敬しましょう。セルリーダーの必要を思いやり、自分の感情、怒りによってセルリーダーを操ってはいけません。セルリーダーを恐れたり、壁を作ったりせずに、リーダーが自分を愛していることを信じましょう。 ■(本稿は香港611母教会週報596号より抜粋)