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MG12コラム:真の関係を築くパストラルケア

1、良い関係がなければ、最終的に失敗に終わる

「働きの前に関係」とは、いのちの木の基準であり、最も重要な核心的価値観です。イギリスの元首相「鉄の女」と言われたサッチャー氏は、どうして退任されたかご存じですか。サッチャー氏の党首時代、彼女の優れた経済政策、外交政策により、豊かで強国となり、首相としての働きも評価され、国際的地位を築き上げたのです。しかし、フランス訪問後に突如として退任することになったのです。なぜそのような事態に陥ったのか、実はサッチャー氏は関係よりも働きを優先にする人でした。サッチャー氏は官僚たちと会議を開く際、彼らを尊重せず、彼らとの関係を重視せず、誰ひとり彼女に頭が上がらない状態でした。「鉄の女」と呼ばれたサッチャー氏は、「働きの前に関係」の重要さを失い、最終的に退任せざるを得ない状態になりました。あなたも良い人間関係がなければ、たとえあなたがセルリーダー、上司、社長、首相になったとしても、最後には退任せざるを得ないことになります。

2、良い霊性とは良い関係を持つこと

アメリカのバスケ試合を見ると、どのバスケ選手でも一生懸命自己アピールします。チームワークの精神(spirit)が足りないです。ヒーローの精神だけで踏ん張り、選手がそれぞれ一匹の狼で戦うと、試合に負けてしまいます。あなたが強くても、チームがなければうまくいきません。職場も教会も同じです。セルリーダーの私たちは、まず、「働きの前に関係」という核心的価値観をしっかり持つ必要があります。

別の角度から見ると、霊的と世的との違いは何でしょうか。聖霊様に満たされ、賜物も能力もあり、一生懸命セルを導き、教会をとても愛し、毎日聖書を読むことで、良い霊性を持っていると言えるでしょうか。実は、これは、未熟な考え方です。良い霊性とは何でしょうか。それは、良い関係を持つことです。私たちは、神様と良い関係を保ち、人とも健全で祝福された関係を持つことこそ、霊的に成熟した人です。

■(本稿は香港611母教会週報759号より抜粋)

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